太陽が生まれるまえの時代から、今のサウス地方に生息している民族。
哲学的な性格を持ち、思考を巡らすことを好む。
アルトス・セテの支配を受けて、主に水路を使っての交易・商いを生業とするようになり、
その面でも非常に長けている。
口先巧みに人を騙すことなど朝飯前だし、そもそも好きなのだが、どうにもこうにもその後、鬱々と
気伏りがしてしまうといった、悲しき商人気質をもつ。
アリクイの長はまた、サウスの水脈を統治し、ゴンドラ漕ぎのカルテルも作っている。
アリクイに関していえば、旧弊だといえるくらいマナーにはうるさい。
例えば、アリクイは食事の前に、食べ物に長い鼻をつっこんで、感謝の意を表すると同時に匂いを楽しむが、
そういったことをしない、又できない者に対しては軽蔑の念を抱く。
ただし、アリクイは舌が長いので、食後楽しみつつ鼻についた食べ物をふきとることができるが、マナーに従おうとして
うっかり他種族のものがやると顔中べたべたになってしまい大変な思いをすることがある。
又、アリクイを含めてサウスの住民は一体に水浴を好み、温泉も多い。